debug_backtrace

(PHP 4 >= 4.3.0, PHP 5)

debug_backtrace -- バックトレースを生成する

説明

array debug_backtrace ( void )

debug_backtrace() は PHP バックトレースを生成します。

返り値

連想配列を返します。連想配列の要素として返される可能性があるものは 以下のとおりです。

表 1. debug_backtrace() から返される可能性がある要素

名前説明
functionstring カレントの関数名。 __FUNCTION__ も参照してください。
lineinteger カレントの行番号。 __LINE__ も参照してください。
filestring カレントのファイル名。 __FILE__ も参照してください。
classstring カレントのクラス名。 __CLASS__ も参照してください。
typestring カレントのコール方式。メソッド呼び出しの場合は "->"、静的なメソッド 呼び出しの場合は "::" が返されます。関数呼び出しの場合は 何も返されません。
argsarray 関数の内部の場合、関数の引数のリストとなります。 インクルードされたファイル内では、読み込まれたファイルの名前と なります。

例 1. debug_backtrace() の例

<?php
// ファイル名: a.php

function a_test($str)
{
    echo
"\nHi: $str";
    
var_dump(debug_backtrace());
}

a_test('friend');
?>

<?php
// ファイル名: b.php
include_once '/tmp/a.php';
?>

/tmp/b.php を実行した際の結果は 以下のようになります。

Hi: friend
array(2) {
[0]=>
array(4) {
    ["file"] => string(10) "/tmp/a.php"
    ["line"] => int(10)
    ["function"] => string(6) "a_test"
    ["args"]=>
    array(1) {
      [0] => &string(6) "friend"
    }
}
[1]=>
array(4) {
    ["file"] => string(10) "/tmp/b.php"
    ["line"] => int(2)
    ["args"] =>
    array(1) {
      [0] => string(10) "/tmp/a.php"
    }
    ["function"] => string(12) "include_once"
  }
}

参考

trigger_error()
debug_print_backtrace()