CLXVI. xattr 関数

導入

xattr 拡張モジュールは、ファイルシステムの拡張属性を操作します。

要件

xattr を使用するには、libattr がインストールされている必要があります。 これは http://oss.sgi.com/projects/xfs/ から取得可能です。

注意: これらの関数は、ファイルシステムが拡張属性をサポートしており、 マウント時にそれを有効にしている場合にのみ動作します。 一般に使用されているファイルシステムのうち、拡張属性を サポートしているものには ext2、ext3、reiserfs、jfs および xfs などがあります。

インストール手順

xattr は、現在 PECL http://pecl.php.net/package/xattr から取得可能です。

*nix 系のシステムを使用しており PEAR が使用可能な場合は、pear インストーラを使用して xattr 拡張モジュールを インストールすることができます。そのためには以下のコマンド pear -v install xattr を使用します。

tar.gz パッケージをダウンロードし、手動でインストールすることも可能です。

例 1. 手動での xattr のインストール

gunzip xattr-xxx.tgz
tar -xvf xattr-xxx.tar
cd xattr-xxx
phpize
./configure && make && make install

定義済み定数

以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。

XATTR_ROOT (integer)

root (信頼された) 名前空間に属性を設定します。 root 権限が必要です。

XATTR_DONTFOLLOW (integer)

シンボリックリンクのリンク先をたどらず、リンクそのものを操作します。

XATTR_CREATE (integer)

拡張属性が既に存在する場合、関数は失敗します。

XATTR_REPLACE (integer)

拡張属性が存在しない場合、関数は失敗します。

目次
xattr_get --  拡張属性を取得する
xattr_list --  拡張属性の一覧を取得する
xattr_remove --  拡張属性を削除する
xattr_set --  拡張属性を設定する
xattr_supported --  ファイルシステムが拡張属性をサポートしているかどうかを調べる