V. 配列関数(array)

導入

これらの関数により様々な手法で配列にアクセスし、操作することが可能 になります。配列は、変数の組を保存、管理、操作する基本的な要素です。

通常の配列および多次元配列がサポートされており、ユーザが定義したり、 他の関数で作成することも可能です。いくつかのデータベース処理関数は、 データベースのクエリから配列を返しますし、いくつかの関数は配列を返 します。

PHPでの配列の実装や使用方法の詳細については、マニュアルの 配列に関する節を参照下 さい。 その他の配列の操作方法については、 配列演算子も 参照ください。

要件

外部ライブラリを必要としません。

インストール手順

PHP コアに含まれるため、 追加のインストール無しで使用できます。

実行時設定

設定ディレクティブは定義されていません。

リソース型

リソース型は定義されていません。

定義済み定数

以下の定数は、PHP コアに含まれており、常に利用可能です。

CASE_LOWER (integer)

CASE_LOWERは、 array_change_key_case()で使用され、 配列のキーを小文字に変換するために使用されます。小文字は、 array_change_key_case()のデフォルトのケースで もあります。

CASE_UPPER (integer)

CASE_UPPERは、 array_change_key_case()で使用され、配列のキー を大文字に変換するために使用されます。

ソース順のフラグ:

SORT_ASC (integer)

SORT_ASCは、 array_multisort()でソート順を昇順にするために 使用されます。

SORT_DESC (integer) (integer)

SORT_DESCは、 array_multisort()でソート順を降順にするために 使用されます。

ソート型のフラグ: 種々のソート関数で使用されます

SORT_REGULAR (integer)

SORT_REGULARは通常の比較するために使用され ます。

SORT_NUMERIC (integer)

SORT_NUMERICは数値で比較を行うために使用さ れます。

SORT_STRING (integer)

SORT_STRINGは文字列として比較を行うために使 用されます。

SORT_LOCALE_STRING (integer)

SORT_LOCALE_STRINGは現在のロケールに基づいた 文字列として比較を行うために使用されます。 PHP 4.4.0と5.0.2で追加 されました。

COUNT_NORMAL (integer)

COUNT_RECURSIVE (integer)

EXTR_OVERWRITE (integer)

EXTR_SKIP (integer)

EXTR_PREFIX_SAME (integer)

EXTR_PREFIX_ALL (integer)

EXTR_PREFIX_INVALID (integer)

EXTR_PREFIX_IF_EXISTS (integer)

EXTR_IF_EXISTS (integer)

EXTR_REFS (integer)

参考

is_array(), explode(), implode(), split(), preg_split(), および join() も参照してください。

目次
array_change_key_case --  配列のキーを全て小文字または大文字にして返す
array_chunk -- 配列を分割する
array_combine --  一方の配列をキーとして、もう一方の配列を値として、ひとつの配列を生成する
array_count_values -- 配列の値の数を数える
array_diff_assoc -- 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
array_diff_key -- キーを基準にして配列の差を計算する
array_diff_uassoc --  ユーザが指定したコールバック関数を利用し、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
array_diff_ukey -- キーを基準にし、コールバック関数を用いて 配列の差を計算する
array_diff -- 配列の差を計算する
array_fill -- 配列を指定した値で埋める
array_filter --  コールバック関数を使用する配列要素フィルタ
array_flip -- 配列の値を反転にする
array_intersect_assoc -- 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を確認する
array_intersect_key -- キーを基準にして配列の共通項を計算する
array_intersect_uassoc -- 追加された添字の確認も含め、コールバック関数を用いて 配列の共通項を確認する
array_intersect_ukey -- キーを基準にし、コールバック関数を用いて 配列の共通項を計算する
array_intersect -- 配列の共通項を計算する
array_key_exists --  指定したキーまたは添字が配列にあるかどうかを調べる
array_keys -- 配列のキーをすべて返す
array_map --  指定した配列の要素にコールバック関数を適用する
array_merge_recursive -- 二つ以上の配列を再帰的にマージする
array_merge -- 1つまたは複数の配列をマージする
array_multisort -- 複数の多次元の配列をソートする
array_pad -- 指定長、指定した値で配列を埋める
array_pop -- 配列の末尾から要素を取り除く
array_product --  配列の値の積を計算する
array_push -- 一つ以上の要素を配列の最後に追加する
array_rand -- 配列から一つ以上の要素をランダムに取得する
array_reduce --  コールバック関数を用いて配列を普通の値に変更することにより、 配列を再帰的に減らす
array_reverse -- 逆順にした配列を返す
array_search --  指定した値を配列で検索し、見つかった場合に対応するキーを返す
array_shift -- 配列の先頭から要素を一つ取り出す
array_slice -- 配列の一部を展開する
array_splice -- 配列の一部を削除し、他の要素で置換する
array_sum --  配列の中の値の合計を計算する
array_udiff_assoc -- データの比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
array_udiff_uassoc -- データと添字の比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
array_udiff -- データの比較にコールバック関数を用い、配列の差を計算する
array_uintersect_assoc -- データの比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を計算する
array_uintersect_uassoc -- データと添字の比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を計算する
array_uintersect -- データの比較にコールバック関数を用い、配列の共通項を計算する
array_unique -- 配列から重複した値を削除する
array_unshift -- 一つ以上の要素を配列の最初に加える
array_values -- 配列の全ての値を返す
array_walk_recursive --  配列の全ての要素に、ユーザー関数を再帰的に適用する
array_walk --  配列の全ての要素にユーザ関数を適用する
array -- 配列を生成する
arsort --  連想キーと要素との関係を維持しつつ配列を逆順にソートする
asort --  連想キーと要素との関係を維持しつつ配列をソートする
compact --  変数名とその値から配列を作成する
count -- 変数に含まれる要素、 あるいはオブジェクトに含まれるプロパティの数を数える
current -- 配列内のカレントの要素を返す
each --  配列から、次のキーと値のペアを返す
end --  配列の内部ポインタを最終要素にセットする
extract --  配列からシンボルテーブルに変数をインポートする
in_array -- 配列に値があるかチェックする
key -- 連想配列からキーを取り出す
krsort -- 配列をキーで逆順にソートする
ksort -- 配列をキーでソートする
list --  配列と同様の形式で、複数の変数への代入を行います
natcasesort --  大文字小文字を区別しない"自然順"アルゴリズムを用いて配列をソートする
natsort --  "自然順"アルゴリズムで配列をソートする
next --  内部配列ポインタを進める
pos -- current() のエイリアス
prev -- 内部の配列ポインタを1つ前に戻す
range --  ある範囲の整数を有する配列を作成する
reset --  配列の内部ポインタを先頭の要素にセットする
rsort -- 配列を逆順にソートします
shuffle -- 配列をシャッフルする
sizeof -- count() のエイリアス
sort -- 配列をソートする
uasort --  ユーザー定義の比較関数で配列をソートし、連想インデックスを保持する
uksort --  ユーザー定義の比較関数を用いてキーで配列をソートします
usort --  ユーザー定義の比較関数を使用して、配列を値でソートする