第 46章Zend API: PHP のコアをハックする

目次
導入
概要
拡張の可能性
ソース配置
PHP の自動ビルドシステム
拡張モジュールの作成
拡張モジュールの使用
トラブルシューティング
Source Discussion
Accepting Arguments
Creating Variables
変数の内容の複製: コピーコンストラクタ
値を返す
情報の表示
スタートアップ関数およびシャットダウン関数
ユーザ関数のコール
ini ファイルのサポート
次に進むべき道
リファレンス: 設定マクロ
API マクロ
API 関数およびマクロリファレンス (作業中)

導入

Those who know don't talk. (知ってる人は教えようとしない)

Those who talk don't know. (教えてる人はあまり知らない)

時には、「あるがままの」PHP では要件を満たさないことがあります。平均的な ユーザがこのような事態に陥ることはまずありませんが、プロがアプリケーションを 作成していると、速度面や機能面ですぐに PHP の限界に達してしまいます。 言語の制限により、新機能が常にネイティブ実装されるとは限りません。 そんな場合には、たった 1 行のコードのために大げさなライブラリを利用 しなければならず非常に不便です。このような PHP の欠点に打ち勝つための なんらかの手段が必要です。

もしこの域に達したなら、PHP の心臓部に手を触れ、その中身(PHP を動かして いる C のコード)を探ってみるとよいでしょう。

警告

この情報は、現在はかなり時代遅れになっています。 PHP 4 の初期バージョンで使用されていた、 初期の ZendEngine 1.0 の API しか網羅していない部分もあります。

より新しい情報は、PHP のソースに含まれる各種 README ファイル、 あるいは Zend の Web サイトにある Internals を参照ください。